セレブと貧乏太郎 第8話

「さよなら父ちゃん」
　美田園アリス（上戸彩）の継母、真紀子（若村麻由美）は美田園ホールディングスの経営権を手中に収めた。
　
　アリスは、真紀子と一緒にいるのがイヤで、参加する予定もなかった｢ラブ・アリス｣の社員旅行に出かけてしまう。

　アリスが東京を留守の間に、真紀子は佐藤太郎（上地雄輔）に接近。｢アリスと2度と会うな｣と告げると、さらに運転手を解雇にするとも通達。また、｢自分に逆らえば太郎に関わるもの全てを失うことになる｣と脅しまでかける。

　その矢先、佐藤家でボヤが発生してしまう。


　それは、放火の疑いもあり・・・。水浸しの部屋に住むことの出来ない太郎だが、真紀子の一件から、仲間たちにも助けを求めることも出来ずに、公園で暮らすことになる。

　一方、そんなことを知らないアリスは、旅行先のルールで社員たちの召使いをやらされてしまう。

　いやいやながらもルールに従うアリスだが、ついに嫌気がさし、裏庭に出たその時、熊と遭遇して失神してしまう。そんなアリスを助けたのは、彼女を探しに来た後藤田司（柏原崇）だった。そして、後藤田から佐藤家に起きた出来事を聞かされたアリスは・・・。その頃、公園で暮らす佐藤家には限界がきていた。

　子供たちは、学校や保育園でホームレスと馬鹿にされ、さらに、二郎（小林海人）が発熱で倒れてしまう。そこに真紀子が現れる。太郎は｢子供たちを助けるため｣と、ついに真紀子の提案に乗ってしまう・・・。
　駆けつけたアリスは子供らと太郎を止めに出かける。バス停までたどり着き太郎を止めようとするが、仕方ないのだとバスに乗り込む太郎。子供らとアリスが見送る中出て行くバス。呆然とするアリス達だが、太郎はやっぱり戻ってきた。

　アリスは真紀子に問い詰めるが真紀子も引かない。